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Maneki Pipeline

ゲーム開発のためのプロシージャル

LOP で Preview Material COP/SOP の流用

Material Preview COP/SOP が便利なので LOP でも使いたい

COP Preview Material geometry nodePreview Material Copernicus nodeについて

COP Preview Material geometry node

テクスチャ、COPへのリンク機能を持つマテリアルをSOP上で確認するためのノード。

Houdini Document | COP Preview Material geometry node
https://www.sidefx.com/ja/docs/houdini/nodes/sop/coppreviewmaterial.html

Preview Material Copernicus node

テクスチャをCOP上で確認するためのノード。 COP上でHeightも確認できる。
(ノードを開くと判るが、内部にmaterial preview sopが含まれているので厳密には上のノードと同じノード)

Houdini Document | Preview Material Copernicus node
https://www.sidefx.com/ja/docs/houdini/nodes/cop/previewmaterial.html

Heightのプレビューもできる(画像はCOPで Reaction Diffusion)

これらのノードは基本的なリアルタイムPBR用パラメータ以外にもHeightやCoat、SSSなども持っている。

※Heightのプレビューができない場合
HeightをCOP Material Previewで表示するためにはVulkanレンダラーに設定している必要がある。
H21ではデフォルトでVulkanになっているが過去設定を引き継いで利用していたりするとOpenGLになっている場合があるので(H20.0はOpenGLがデフォルト)、3D ViewPortsのレンダラーを変更するとHeightがプレビューされる。

ビューポートのレンダラーをVulkanに設定する方法はこちらの記事で触れています。

Maneki Pipeline | Copernicus (COP3.0) のMaterialPreviewを動作させるためにプレビューレンダーをVulkanに変更する
https://www.procedural.jp/articles/5jqis1qwwx1/

MaterialをLopで利用する

COP Material Preview は内部でKarmaMaterialXBuilderでマテリアルが作成されており、パスさえ引けばLOPでの流用もできる。

material preview cop 内のKarma Material Builder
material preview sop 内のKarma Material Builder

SOP CreateによるMaterialの紐づけ

SOP Createを使えば内部に持つマテリアルを簡単に読み込める。
(ノード名で判りづらいが「SOP Create」はマテリアルの設定など含めていろいろできる。「SOP Import」だとマテリアルはそのまま読み込めない)
LOPでSOP Createを作成し、内部にObjectMarge作成、もしくは直接ここでSOPを作成するなどし、

Object Margeで読み込むなどでマテリアルを割り当てたモデルをSOP Create から出力

SOP Create の Materials 項目で Auto-Fills Material を押すと Preview Material SOP/ COP で設定した値が LOP でそのまま利用できる。

AutoFillを押すとマテリアルを読み込める

Materilal LibraryによるMaterialの紐づけ

Material Libraryでも Preview Material COP/SOP 内部のマテリアルを指定すると読み込むことができる。

Material Library でノード内部のマテリアルを指定して読み込み

補足:AOVを追加

内部に持つマテリアルが Karma Material Builderであるので、 Preview Material SOP/SOPを編集可能状態にして

Allow Editing Contentsで編集可能に

KarmaAOVノードを追加するなどすれば

内部のマテリアルにAOVを追加

マテリアル経由のAOV読み込みもできる。

KarmaAOVも使える


MaterialPreviewは便利なので使い回しています。
LOPにつなげればCOPで難しい配置状態のレンダリングなどもできるので、モデルのイメージ画像の一覧を作成したいときなどに使っています。

fish_ball

プロシージャル魚類